暖かくなってくるにつれて、今度は子供をどこへ連れて行こうかと頭を悩ませるパパさんも多いことでしょう。
そこで、今回は家族でも楽しむことのできるサビキ釣りをご紹介したいと思います。
サビキ釣りとはどんな釣り方?
釣り竿の先にハリのついた糸をつけ、糸の反対側に青いカゴをつけます。
それぞれのつけ方は、安全ピンのようなクリップとなっていますので、誰にでもつけられます。
そして、青いカゴのなかに、紫色のパッケージに入った餌をスプーンなどで入れて仕掛けは完成です。
カゴの先に重りがついていることが多いほか、カゴ自体が重りとなってくれますので、そのまま海中へと垂らすだけです。
青いカゴが海中へ入ると、入れておいた餌がフワーっと拡がって魚を集め、魚がハリについているピンク色の擬似を餌だと勘違いしてハリにかかる仕組みです。
釣りをまったくしたことのない人であれば、プカプカ浮かんでいるパーツが沈むイメージを持ちやすいかもしれませんが、実際には手応えだけでわかることがほとんどです。
加えて、サビキ釣りの特徴として覚えておきたいのは、カゴを海中に入れてしばらくすれば餌はなくなるという点です。
サビキ釣りは海中に入れて、いくらか竿を動かしているうちに魚が食いつく、といったイメージですので、とても短時間なものですが、しっかりと釣れますので是非トライしてみてください。
餌も小さなエビですので、ミミズのような虫を触らなければならないわけでもありません。
カゴに餌をスプーンで入れるだけなので、女性やお子さまでも家族全員が楽しむことができます。
サビキ釣りの予算はどれくらい?
釣り竿の有無によって変わりますが、仮に釣り竿がなくても、上記の図にあるような伸縮タイプのものであれば、金沢市内の釣り具屋さんなどでは2000円前後(リール込)で売っていますので探してみてください。
海中の岩にハリ先が引っ掛かり、仕掛けをロスすることも少なくありませんので、ハリとカゴは多めにかっておきましょう。ハリは3本入りで300円前後、カゴも2つ入りで同程度の価格です。餌は500円ほど、多く買うにしても1000円もいきません。
おススメの釣り具屋さんとしては、1軒ですべて揃うアピタタウン金沢ベイ目の前のフィッシャーズ金沢店さんや上州屋金沢金石店さん が海に近くて便利かと思います。
魚を持ち帰るなら氷も買いましょう
もし、釣れた魚を持ち帰りたい場合には、氷も買っておくといいでしょう。1キロで300円ほどです。
サビキで釣れるのは、ほぼ豆アジであり、豆アジは唐揚げや南蛮漬けにして食べることができます。
しかし、魚は釣ってバケツに入れておくとすぐに死んでしまいますし、常温で数時間も水に付けておいた魚は傷みやすいですし、ニオイも気になりますので、これらを防ぐために氷が必要となるのです。
また、氷と氷が浸かる程度の海水をクーラーボックスに入れておけば、釣れた豆アジをそこにいれるだけで鮮度高く〆ることができますので、より美味しく自宅で豆アジを味わうことができます。
金沢市近郊でサビキ釣りをするならば大浜釣り公園がおススメ
金沢港でも釣りをしている人を多く見かけますが、個人的におススメなのは内灘の大浜釣り公園です。その理由は、もちろん釣れるから、です。
よほど日が悪くない限り、豆アジであれば入れ食いなので、家族で楽しむことができますし、釣れた豆アジをハリに引っ掛けて泳がせておくと、思わぬ大物が釣れるなど魚種も豊富なのが大浜釣り公園です。
何より、釣り場に柵が設置してあるのでお子様連れでも安心なのが嬉しい釣り場です。(海のそばでは、必ずお子様からは目を離さないよう注意しましょう)
釣った豆アジは南蛮漬けにピッタリですが、おススメなのは頭ごと唐揚げにする方法です。
骨ごと食べられるので、成長期のお子さまはカルシウムをしっかり摂取できますし、唐揚げ自体が食べやすく、自分の釣った魚であれば尚更のことなので、パクパク食べてくれると思います。
サビキを垂らすだけでなく、重りの付いたかごを使って少し遠くに投げてみるだけでも、回遊に恵まれれば、このようなサイズのアジもまったく珍しくありません。
釣り竿を伝わってくる魚のコツコツ、グイッ、とした引きの感触はきっと病みつきになると思います。
GWあたりからは海も暖かくなってきますので、大浜釣り公園に家族そろって出かけてみてはいかがでしょうか。